ペンギン型ゾイド
Penguin-Type

ペンギン型ゾイド
ラフスケッチ

■機体説明

帝国軍の水中戦闘ゾイド「ウオディック」に苦戦を強いられた共和国海軍が試験的に投入した新鋭小型ゾイド。水中戦闘だけを目的として開発された機体で、水流ジェット推進によって航行し、最大速度は時速100ノット(水中)に達する。また、水中における運動性能も極めて優れており、他の水中ゾイドの追随を許さない。


ダチョウ型に続く、鳥型ゾイド第2弾。今度は、ペンギンです。なんだか飛べない鳥ばかりモチーフにしているのが、アレですが(^^;

今回、ペンギンをモチーフにするにあたり、サイズ的には小型ゾイドとSSゾイドの中間くらいで、玩具的にはパワーユニットを持たない無動力ゾイドというつもりで、デザインすることにしました。ペンギンって、あの狭い歩幅でちょこちょこ歩くのが可愛いと思うのですが、あれをゾイドで再現するとなると、かなり厄介ですし、何より戦闘メカとしての説得力に欠けてしまうという懸念がありました。そこで、新しいラインナップである無動力小型ゾイドとすることで、思い切ったコンセプトへ振ることができると思ったのです。

スケッチを見てもらえば分かると思うのですが、このペンギン型ゾイドは紛れもなく「水中戦闘用ゾイド」であります。直立した姿勢を取ることもできますが、それはあくまでも運用母艦に格納されている時の話。こいつが本領を発揮するのは、翼を広げた水中航行形態時なのです!

ペンギンが泳いでいるところを見た方はご存知だと思いますが、ペンギンは本当に泳ぐことに特化したフォルムをしていて、水の中を「飛ぶ」という表現が適切なくらい機敏な水中機動を見せてくれます。陸に上がってしまうと、丘に上がった河童ならぬ、丘に上がったペンギンというヤツで、妙に大人しいんですが、水の中に入るときのペンギンは正真正銘のハンターなのです。

そうしたペンギンの特徴を生かしてデザインするには、無動力ゾイドというカテゴリーは非常に適していると思います。そして、忘れちゃいけないポイントがクリアキャノピー。こうすれば、黙っていても共和国側のゾイドだってわかるでしょう(笑)。ちなみに、キャノピーは特殊硬化テクタイト製で、水深1000メートルの水圧にも耐えられるようになっているというご都合設定。限界潜水深度は1200メートルで、安全深度は800メートルくらいでしょうか。